知り合いの、漁船の副船長さんが、今日釣ったサバをこんなに
キレイにさばいて持って来てくれました。さすが女性ですなあ、
盛り付けが美しく、しかもサバの生き生きとした姿を見せています。
味はもう、弾力があって、脂も乗って、甘みもあって、申し分無しです。
お酒は、焼酎なしか!をお湯割りでいただきました。
御馳道様!
神の手では、ありません。亀の手です。その形が、亀さんの手のようだからそう呼ばれるんでしょうな。
フジツボ目で、ミョウガガイ科の甲殻類です。海岸の岩の隙間にいます。これを獲るのは難しいです。
たまに居酒屋さんなどにあったりすると思わず「おっ、カメノテがあんのな?もらおう!」と言います。
塩茹でされたカメノテは、細かい鱗片の柄の部分を手で切り裂いて、白い身の部分を頂きます。
ツルンとした口当たりで、噛むと磯の香りがほのかにします。味は淡白で、何個食べても飽きません。
「本当に亀の手?キモチワル〜イ」なんて言う人には食べさせてあげません。
シャコと同じで、剥くのがクセになって面白いんですなあ。気が付いたら手の指紋の所がふやけていました。
このカメノテを汁にする料理もあるそうですが、それはまだ食べたことがありません。
お酒は、焼酎なしか!をロックでいただきました。
御馳道様!
猪肉は、その脂を活かして鉄板で焼く派のワタシですが、
先日、初めて網焼きにトライしてみました。焼く前に、塊の肉を切るのが一苦労でしたが…。
厚さ0.5mmほどに切った肉をお皿に牡丹のように並べて、塩コショウを振りかけて、
七輪の炭火の上に網を敷き、焼いていきます。その時に出る『ジュウ〜』という音がたまりません。
そして匂いも、やはり野生ならではの奥深さがあります。脂が焼けて肉汁が炭に落ちるのが勿体無い!
焼きあがったら、そのまま手掴みでいただきます。多少の焦げなんか気にしません。熱いけど美味い!
脂身の部分のちょっと固めの所を噛むと、甘味と旨味が出て来ます。何度も噛みたい衝動に駆られます。
赤身の部分は淡白です。それを口の中で混ぜ合わせます。しあわせな味わいがさらに広がります。
これは、やはり野生肉ならではの美味さなんでしょうなあ。たまりません!
お酒は、焼酎なしか!をお湯割でいただきました。
御馳道様!
天領日田は、お雛様の季節でした。豆田の町を歩いていて、地元のおばさんに教えてもらったお店が
『千屋』と言って、うなぎのまぶし専門店らしいんです。メニューには『日田まぶし』と書いてありました。
三河の『ひつまぶし』に習って作ったと正直に書いてありました。ウナギは三隈川で獲れた2年もの。
お米は日田のヒノヒカリ。そして器は、小鹿田焼きです。先ず、お櫃を開けてウナギの焼き具合の色艶を見て、
一杯目は、「そのまま食うべし」とあるのでそのまま食べました。香ばしくていい感じです。二杯目は、
柚子胡椒と大根おろしをまぶしていただきます。これが爽やかで美味い!これを二度繰り返してしまいました。
そして最後は、葱と山葵をまぶし、だし汁でお茶漬けです。いやあ、なんだろう。これも二杯は軽くいけます。
都合三度の風味の変化を楽しめるんです。驚いたのは、お茶漬けの時のウナギが一番香ばしかったことです。
さすが天領。『ひつまぶし』ならぬ『日田まぶし』恐れ入りました。
お酒は、クルマだったので、美味しいお茶を頂きました。
御馳道様!
「私の最後の晩餐は、鯛飯と、大根葉炒めです」と仰ったのは、NTTのS支店長です。
「これのことですか?」と差し出すと、「えっ、あるんですか!」その驚きのお顔!
作ったのは、御手洗酒店のお母さんで、「葉っぱ付きの大根をいっぱいもろうたけん、作った」と、
サラリと言いますが、畑の香りがして、噛めば、やさしく奥深い緑の味わいが胡麻油と相まって、
基本的に正しい旨味が広がります。理屈ではなく、本能的に「これは体にいいぞ!」と感じます。
小鉢に盛られたのをお箸で、手の平に移し、少しずつ頂いては目を閉じて味わうことの繰り返しで、
段々と白いご飯が食べたくなりますが、それを我慢して、焼酎のお湯割を飲むんであります。
鯛飯はなかったけれど、猪肉のアバラ肉をしゃぶりながら、見事な大根葉を頂きました。
お酒は、麦焼酎なしかのお湯割り香母酢絞りを頂きました。
御馳道様!
ナガレコは、トコブシのことで、ミミガイ科だそうです。カタチはアワビそっくり
ですが、小型で、3〜5cmぐらい。穴が6〜8個あります(アワビは4〜5個)
殻の内面は真珠光沢が美しくて、思わず見惚れてしまいます。
さて、このナガレコは、醤油で煮たのが一番美味いと思います。
味もやっぱりアワビに似ています。小さいので、ゆっくり噛み締めて頂きます。
昔は、磯の岩の下などにいっぱいくっついていた記憶がありますが、
最近は、なかなかお目にかかれなくて、幾度もナガレコの夢を見たもんです。
それが、やっと食べられて、幸せです。大将、探し回ってくれてありがとう!
お酒は、麦焼酎なしかのロック香母酢絞りを頂きました。
御馳道様!
トウキビは、昔から大好きで、ワタシは煮たのより焼いたのが好きです。
久住高原産なので、甘くて美味い。スイートコーンと呼ぶんだそうですが、
やっぱり「トウキビ」です。唐から来た黍なんです。16世紀に渡来したそうです。
原産は中南米。トマトも中南米だから、相性がいいんでしょうなあ。
さて、七輪の炭火で焼いておりますが、今回はタレをハケで塗ってみました。
お祭りの時の露天商気分です。タレは、ホルモンの付けダレです。これが美味いのなんのって…。
トウキビ本来の香りを残しつつ、甘辛いタレの風味で、かぶりつく。いやあ、シアワセでした。
お酒は、麦焼酎なしかのロック香母酢絞りを頂きました。
御馳道様!
東京からのお客さんがどうしても食いたいと言う豊後牛を、
別府で頂きました。目の前で肉のピンク色したブロックを切って、
鉄板で焼いてくれます。ジューっというサウンドがなんとも言えません。
ミディアムレアで焼かれたフィレは、箸でも切れるやわらかさ。
牛さんのカタチをした鉄板皿に乗せられて出されました。
口の中で広がる肉汁の甘い香りが鼻腔をくすぐります。
文句なし美味い!後味も良し!もう少し食べたいというところで、勇気ある撤退です。
お酒は、ブルゴーニュ・カベルネソービニョンの赤を頂きました。
御馳道様!
久々に行った「椿屋」で出て来たのが、なんと、キンメ!
脂がのって、旨いのなんのって、さすが深海の魚。
目玉の周りのゼラチン状のとこがこれまた、とろけます。
姿はキレイで、味もよし。こんな出来た魚がいるもんですなあ。
とかなんとか言いながら、おつゆをかけかけ、全部頂きました。
なんだか、勝ち組の気分になりました。勝ってないけど。
お酒は、越州の五番、六番を、冷で頂きました。
御馳道様!
角打ちの後で、飲み仲間数人と〆に行く「いっしょう亭」。
今夜のおまかせで出て来たのがこれ。
目にも鮮やかな梅ソーメンです。まかない料理っぽく、イカやカニ、
夏野菜が彩を添えています。この大鉢を男四人で「うめえうめえ」と頂きました。
白いソーメンも好きですが、梅ソーメンの酸味がなんとも爽快感があります。
蒸し暑いこの時期の〆には、もってコイの逸品です。ああ、スッキリしたあ〜。
お酒は、なしか焼酎をロック、カボス絞りで頂きました。
御馳道様!
角打ちの後で、飲み仲間数人と〆に行く「いっしょう亭」では、
その日の食材を生かした「まかない料理」を出してくれるんですが、
最近は、洋食っぽいのも出してくれます。その中でもこのボンゴレは秀逸でした。
夏野菜の色の鮮やかさとシャキシャキ感も酒飲みには爽快です。
そんで、アサリがやっぱ、美味い。汁のコハク酸がたまらん!
イタリア、ドイツ、アメリカ、日本の酒飲み達と頂きました。
お酒は、なしか焼酎をロック、カボス絞りで頂きました。
御馳道様!
昨日、安心院に行った帰りの「山の駅」で頂いたのが、これ。
地鶏が甘辛く焼けていて、卵のホロホロ具合もよく、うれしくなる味でした。
地鶏汁の味もまた見事で、この辺りでとれたものばかりの膳。
安心院の山々を眺めながら、じっくりと頂きました。
スッポンだけが安心院ではない。こんな美味いものもあったんですな。
高速道路を使わなかったからこそ出会えたお店の味とサービスでした。
クルマなので、あったかいお茶を頂きました。
御馳道様!
昨日、花見をしていたら、隣のシートの方からどうぞと頂いたのが、これ。
立派なモイカです。さっそく七輪の火をおこして、気持ちよく焼きました。
煙と匂いが、桜の花に届きます。いやあ、いいもんです。
焼けたら、みんなで、ちぎって分けます。そして日本酒です。
やっぱり、七輪は屋外でこうして活躍させるのがいいですな。
モイカも、大人数に食べられて成仏したのではないかと…。
お酒は、「壺中の天」を桜の花びらを浮かべて頂きました。
御馳道様!
これもまた、雨の日に、H邸にお邪魔して頂いたのが、これ。
ボイルされた豚足の表面をバーナーで焦がし、赤いソースをたっぷりとかけています。
さて、このソースがなんだったのか。不覚にも忘れてしまいました。
さっぱりしてて、カシスのような味で…、フランス料理に使われる名前でした。
とにかく、その酸味と豚足のねっとり感がベストマッチでした。
コラーゲンたっぷりの豚足をこうやって頂くと、女性にも喜ばれるのではないかと…
お酒は、カヴェルネソーヴィニョン2000年を常温で頂きました。
御馳道様!
雨のそぼふる早春の暮れ時。街中から裏通りに入った所にある居酒屋の二階に
上がり、気の置けない友とぬる燗を一杯やりながら、下で大将がどんな料理を作るのかを
想像する。時間がゆっくりと流れ、お銚子をもう一本頼もうかと思ったところにやって来たのが
この出汁巻き卵。あっさりとした中に、工夫を重ねた出汁の香りとコクがある。
卵がこんなに美味いものなのかと思わせる舌触りと柔らかさ。そして喉越し。
お皿の上に写りこんでいる裸電球の色とあいまって、ここには忘れ去られた昭和の時間があった。
お酒は、「石鎚」の純米吟醸をぬる燗で頂きました。
御馳道様!
今夜の〆は、こんなのが出て来ました。
鶏肉とカワハギの中華炒めです。鶏肉も、カワハギも骨付きです。
骨をとるのにちょっと手間をとりますが、美味いのでいいです。
カワハギの白身は、衣をつけて、油で炒めると、しんけん美味いですなあ。
そんでもって、野菜がまたいい。適度な酸味と辛味でどんどん食える。
酔ったお口の中にトロ味がたまりません。
お酒は、麦焼酎「なしか!」をお湯割カボス絞りで頂きました。
御馳道様!
軽く飲んで、夕食を済ませて、〆に寄った店で、出て来たのがこれです。
今回は6人でお邪魔したので、大皿にど〜んと、これが出て参りました。
肉ばかりだと、重いけど、こんだけ野菜があるとカラダにもいいかと思ってしまいます。
6人の中に、一人二人女性がいると、大将は、ご覧のようにレモンなんぞ乗っけます。
しかも、食べていたら、その汁が、ただの肉野菜炒めじゃない深みとコクがあるんですな。
これが、プロのなせるワザなんでしょう。ほのかにニンニクが染み渡る〜。
これを食わずに、今夜眠れる筈もないではないかと言いながら、完食。
お酒は、麦焼酎「なしか!」をお湯割カボス絞りで頂きました。
御馳道様!
軽く飲んで、夕食を済ませて、〆に寄った店で、出て来たのがこれです。
一緒に飲んでた、イタリア人L氏が、「これをご飯に乗せたら美味しいだろう」と
流暢な日本語で言ったので、胃袋と相談したら、まだ少しはOKという返事だったので、
「大将、ご飯も」と言って、ついにやってしまいました。オンザライスです。
甘く切ない味付けで、茄子も椎茸もやわらかい。そこにひき肉が転がり込むんですな。
そんで、熱々のご飯と一緒に駆け込む幸せ。ミリンが染み渡る〜。
これを食わずに、今夜眠れる筈もないではないかと言いながら、完食。
もう、デブでもなんでもいいから、横になって眠りたい。
お酒は、麦焼酎「なしか!」をお湯割カボス絞りで頂きました。
御馳道様!
神戸のW社長からのお土産がコレ!滋賀県名物の「鮒寿司」です。
琵琶湖を泳いでいたニゴロブナの卵を持ったメスを1年間塩漬けにして、
さらにご飯を詰める。そして桶の中に飯とフナを交互に敷き詰めて、さらに漬け込むと、
乳酸醗酵によって、腐らず、アミノ酸などの旨味成分が増してくるという素晴しい製法です。
そこで、封を開けると、ツーンとくる醗酵臭。これがたまりません。
これによく似たチーズがあったような、なかったようなと思いながら食べると、
口の中から、涎がどんどん湧き出してきます。清涼感のある酸味と甘味と旨味が混在して、
噛めば噛むほどに美味くなって、飲み込むのが惜しいです。
これと一緒に、石川県の「河豚の卵巣漬」も頂きました。
お酒は、「知恵美人」を冷で頂きました。
御馳道様!
ワタシが、週に一度は食べている「荘苑」さんのオムライスです。
女性のスニーカーほどのサイズです。(※左右23cm、上下12cm、高さ6cm)
中のライスは、鶏肉と玉葱とが見事に絡み合って、茶色い世界です。
それをこの卵(荒く混ぜてサッと焼いています)と一緒に頂くと、思わず笑顔になります。
トマトケチャップの酸っぱさがまた、スプーンを運ばせます。
福神漬けもありがたいですなあ。オムライスはこうあるべし!といった存在感です。
しかし、このサイズはデカ過ぎると知人が言うので、「荘苑」の大将に聞いてみた所、
「ああ、警察と消防署と寛さんとこは、普通より大き目にしちょんので」と言われました。
そんなこと知らないで、10年以上、普通に美味しく頂いていました。
ランチなので、熱いコーヒーで頂きました。
御馳道様!
去年の大晦日にも頂いたんですが、まだ猟季らしく、
いいのが手に入ったということで、今回は焼肉です。
この猪が棲んでいたのは、国東半島の香々地の山。
罠にかかったものだそうです。その肉のブロックをナイフで薄く削いで、
フライパンに乗せて焼くだけです。油、調味料は一切使いません。
猪の脂身が溶け出して、いい具合に焼けてきます。嫌な匂いもありません。
外国人に「ボア(Boar)の肉だ」というと、「食べたことがない」というので、
おかしいなと思っていたら、彼は「Boa(ニシキヘビ科の大蛇)」と思っていたようです。
ワタシの「R」の発音が下手だったわけです。
お酒は、麦焼酎「虹色おいさん」をお湯割で頂きました。
御馳道様!
ここの(53)に紹介した親子丼も秀逸ですが、このカツ丼がまた美味い!
「刑事さん、本当のことをすべて喋りますから、その前に…」
と言って、出前をとってもらうのが、このカツ丼だと思います。
「どうだ?美味いか?」「あ、はい。刑事さんっていつもこんな美味いものを?」
「あははは、おれ達だって公務員だ。いつもは食えないんだ」
「そうですか。それを俺みたいな奴に食わせてくれて…」
「おい、遠慮するな。全部食えよ。食ったら全部話すんだぞ」
「刑事さん…おかわりいいッスか?」「調子に乗んな!」
お酒は、お昼だから「お〜いお茶」を頂きました。
御馳道様!
小学生の頃、運動会や、誕生日にだけ食べられる御馳走がコレ!
鶏もも肉の唐揚げです。もものプリンとしたところをかぶりつくと、
皮はカリッと揚がっていて、中から肉汁が溢れ出て、身はやわらかく淡白で、
こんなに美味いものはないと思っていましたが、その気持は今も変わりません。
これを居酒屋のカウンターで焼酎飲みながら、かぶりつくのがまた格別です。
我ながら、オトナになったもんだと思いますよホントに。
ここの鶏皮のパリッと感は、じつに素晴しく、いい噛み音がするんです。
それと、漬け汁がいいんでしょうなあ。後味が良く、また食べたくなります。
お酒は、黒霧島をロックで頂きました。
御馳道様!
ここんとこ、海産物が続いたので、今回はちょいと趣向を変えて…。
先ず、手前左手には、筍の根っこを衣で巻いて揚げたものです。
やわらかい歯応えで、ほのかな苦味で筍になる前の不思議な香りがします。
次に手前右手には、ゴボウと、緑色のはゴボウの茎です。味が濃く、しっかりとした
歯応えが楽しめます。辛子味噌がなんとも合う。(ゴボウの茎は生れて初めて口にしました。)
そして奥には、山椒ちりめんおろしです。これだけが、海産物でしたが…。
ここにはもう、野山と海の春が並んでいるんです。
いくら暖冬でも、春が来るのは嬉しいものですなあ。とか言いながら、
しみじみと、穏やかにお酒が進みましたよホントに。
お酒は、越州の弐と、参と、伍を冷で頂きました。
御馳道様!
冬は、鍋。普段は鶏鍋が多いワタシですが、今宵は鮟鱇です。
これには、前段がありまして、先ず、8人の宴会で鮟鱇鍋を頂きまして、
2次会に角打ちに行きまして、今度は別の仲間4人で再来店すると、
なんと、これが出て来たのです。ズバリ、鮟鱇の唐揚げです。
唐揚げと言えば、王道は鶏ですが、大分では河豚の唐揚げも珍しくはありません。
しかし、鮟鱇となると、「なにえ!鮟鱇かえ!!」と「!」がいっぱい付きます。
さすがに海底魚。ゼラチン質のプヨプヨ感がお口に幸せを招きます。
深い海の圧力に耐えたパワーも頂いたような気になります。
そして、あったまるんですなあ。鮟鱇食ったという優越感と共に。
お酒は、麦焼酎なしかをお湯割カボス絞りで頂きました。
御馳道様!
新島から、ムロアジのすり身が届いたので、味噌汁に入れて食べたら、
夢のように美味だったので、そのお礼にと言って、常連のU氏からの持ち込みが、
このヒオウギ貝。あまりにも色がキレイなので、しばし見惚れていました。
おいさん達のデジカメ撮影会終了後、七輪を出して焼きました。
そしたら、素直にパカッと口を開いて、中の身がこんにちは!
すかさず、カボスを絞り込んで、頂きました。
貝柱の淡白さと、ミソの濃厚さ、さらにヒモ部分の甘苦い味が混じって、
なんともゴージャスでした。いやあ、さすがに「檜」の「扇」の貝ですな。
殻は、飾り物になるというから、捨てるとこのない逸品です。
お酒は、麦焼酎なしかをお湯割カボス絞りで頂きました。
御馳道様!
新島で働く友人が、今度はなんと、伊勢海老を送ってくれました。
大分にも伊勢海老は居ますが、伊豆七島、新島の伊勢海老は違います。
クール便で大分に到着したんですが、まだ元気に生きていました。
早速、近所の「いっしょう亭」に持って行って「どうにかして!」と、
お願いしたら、ご覧のような刺身の盛り合わせに仕上げてくれました。
身は、ほんのりピンクがかった透明で、甘くせつない味がしました。
頭の部分は、半煮えにしているので、味噌がなんとも滑らかで濃厚でした。
もう一尾は、豪快に塩焼きにして貰って、カボスを絞って頂きました。
殻から身が離れにくいのは、天然の証拠だと大将に教わりました。
お酒は、麦焼酎なしかをお湯割カボス絞りで頂きました。
御馳道様!
別府のA氏が、大量に持って来てくれた、エビ、イイダコ、カニを味噌汁に入れる
と言うので、どうせならと、みんなでワイワイ言いながら作った海鮮鍋です。
先ずは、真水で甲殻類の皆さんを煮て、出汁を作りまして、野菜を入れて、
カボスを投下!すかさずマーガリンを入れまして、最後に味噌で味を調えました。
隠し味に、あるモノを2個入れました。この風味が絶妙!(最高機密!)
ブイヤベース風と言っても、サフランも、ニンニクも使ってないので
まったく違うんですが、なんとなくプロヴァンスな味と香りなのです。
ほのかに甘い香りとコクがあって、後味さっぱりでした。
消防署のおいさんも、気象台のおいさんも、「うめえ〜うめえ〜」と喜んでおりました。
お酒は、麦焼酎なしかをお湯割カボス絞りで頂きました。
御馳道様!
また、新島に居る友人から、くさやが届きました。いつものムロ鯵に加えて、
今回は、鮫とウツボが入っていました。御手洗酒店の店の外に七輪を出して、
焼き始めました。鮫は、なんとも荒々しく、醗酵臭が涙腺を緩めます。
しかし味は、タラの干物に似た歯応えで、くさや汁が十分に染みており、最高でした。
ウツボの方は、アナゴのような感じなのですが、香りも味も鮫に比べて上品。
トビウオに近い、大人しさでした。だからまた、鮫を焼いて貰って食べました。
いやあ、荒ぶる野武士のような迫力が口の中で暴れてくれます。参りました。
海上保安庁OBのおいさんも、「うめえ〜うめえ〜」と喜んでおりました。
お酒は、麦焼酎なしかをお湯割カボス絞りで頂きました。
御馳道様!
この「へしこ」は、神戸に住むWさんから送って頂いたもので、京都の宮津市のものです。
鯖を糠の樽に一年間漬け込んだもので、塩分と醗酵香が抜群です。
生でも食べられるそうですが、糠を鯖の全体に塗り、中火で糠がこんがり焦げる
程度に焼くのがポイントだそうで、その糠を少し残して一緒に食すのが通なんだそうです。
そのまま、日本酒の肴として頂くのが最高ですが、
お茶漬けがまた、たまらない風味になるというのでそうしました。
角打ち仲間のおいさん達と一緒に頂いたんですが、「うめえうめえ」の連呼でした。。
いやあ、さすが京都。工夫の味でした。
お酒は、鷹来屋の純米酒を冷で頂きました。
御馳道様!
別府に仕事に行く楽しみは、美味いものにありつけることです。
今日は「グリルみつば」にお邪魔しました。お昼過ぎに入店したんですが、
相変わらずお客さんがいっぱい。「みつばランチ」を注文しました。
出て来るのが、速い!そんで、ご覧の通り、嬉しくなるような、
昭和ムードの洋食セットです。とり天に、白身魚フライに、ハムにサラダに、
スパゲッティに、赤だしが付いてくるのが嬉しいじゃありませんか。
それぞれの味付けがしっかりとしていて、それでいて、しつこくない。
しかも、福神漬け食べ放題です。お腹もいっぱいになり、幸せでした。
食後に、ちょっと濃い目のコーヒーヒーを頂きました。
御馳道様!
小説「虹色おいさん」のトップに出て来る府内町の喫茶「ポニー」の、
サンドイッチです。ここのコーヒーは勿論美味しいんですが、
このサンドイッチもまた、いい時間を与えてくれるんです。
ちょっと小腹が空いた時に頂くと、平和な気分になります。
パンの焼き方もいいし、ポテトの具合もいい。サラダも丁度いい。
上品なBGMに耳を傾けながら静かに食べるのは、贅沢な気分です。
一時間があっと言う間に過ぎてしまいます。そして、赤提灯へ出陣なのです。
コーヒーは、ポニーオリジナルブレンドをホットで頂きました。
御馳道様!
小説「虹色おいさん」に出てくる「虹鍋」とは、きっとこんな鍋だろうと、
虹色おいさん制作委員会と協力メンバーがみんなで作った鍋です。
折りしも、北海道物産展が開催中だったので、ホタテ、タラバ、ケガニなどが
いいスープを作り、地元大分の新鮮野菜をふんだんに入れて、鹿児島の黒豚を
しゃぶしゃぶで頂くというものです。ロクちゃんの大根を大量にすりおろし、
それを取り皿に入れてカボスを絞り込んで、具を食べるともう、お口の中は虹色でした。
新鮮で豪快で、それでいてスッキリとした後味に、虹色おいさんは大満足でした。
お酒は、本格麦焼酎「虹色おいさん」をロックで頂きました。
御馳道様!
オクラって、okraと書くんですね。陸蓮根(おかれんこん)とも呼ぶ
そうです。アフリカ原産で、日本には明治時代にやって来たんだそうです。
スープやサラダの中で見かけることはあっても、こういう具合に出されると、
なんだか、立派な食材に思えてきます。茹でられて、胡麻味噌をかけられています。
独特のぬめりがいいですね。主張し過ぎない味も好感が持てます。
納豆との、ぬめぬめ合戦も面白いんですが、単独でもやるときはやります。
ワタシの中でお酒の肴としての地位を確立し始めようとしているところです。
お酒は、久保田の千寿を冷で頂きました。
御馳道様!
軍鶏と書くだけあって、この鶏は、逞しい。
その手羽先を油で揚げ、塩と胡椒で味付けしています。
両手で持って、かぶりつくと、硬い、とにかく硬い。
やっとの思いで、肉を引きちぎると、陸上短距離選手の腕のような筋肉が
これでもかと言わんばかりに、口の中で弾力を見せ付けます。
脂肪分はほとんどない。さすがに軍の鶏だ。鍛え方が違う。
これは、蕎麦処の「響」で、蕎麦を待っている間に出て来たものです。
お酒は、飲めませんでした。と、しつこく書いておきます。
御馳道様!
琉球という料理は、漁師料理らしいんですが、なぜ「琉球」と呼ぶかは定かではないそうです。
醤油、酒、ミリンの出汁に、胡麻、ネギなどを入れ、その中に、新鮮魚をぶつ切りにして漬けた
ものです。写真の魚は、関サバですが、アジ、マグロなども琉球になります。
刺身になる関サバをあえて琉球にする理由は、身の弾力を楽しむところにあると思われます。
そして、これをご飯に乗せて、熱いお茶をかけると、関サバの琉球茶漬けになるわけです。
生臭さはまったくないんですが、お好みでカボスを絞ると、一味変化するんです。
これも、酒屋さんのカウンターに、角打ちのアテとして普通に出てきたものです。
お酒は、麦焼酎「なしか」をロックのカボス絞りで頂きました。
御馳道様!
ラジオ番組で、「生椎茸を焼いてカボスをかけて食ったらサイコー!」と言ったら、
リスナーの久住のおばちゃんが、生椎茸(なば)をどっさり送ってくれました。
ヒダの所にモンゴル岩塩をふりかけて、七輪の炭火でこんがり焼くといい匂いがしてきます。
熱々の椎茸に、カボスをギュッとかけて、パクリと頂くと、これがもう、大分県。
誰がなんと言おうと、大分の最強の味です。千代大海が、朝青龍に勝って優勝したような味です。
しかも、食っている所は、酒屋の土間です。つまり、角打ちのアテなんですな。
椎茸を焼く匂いのたちこめた酒屋で、おいさん達が大喜びの夜でした。
お酒は、麦焼酎「なしか」をロックのカボス絞りで頂きました。
御馳道様!
大分空港すぐ近くの海岸にある『オータニ水産』の『お食事・ひらめ処』です。
着いてすぐに「ヒラメに餌をやるから見ませんか?」とご主人に言われ、広大な生簀で
ヒラメとご対面。餌が来ると、物凄い勢いで、空中まで飛び上がってバタフライします。
そんなヒラメの刺身(縁側付き)と唐揚げ、それにお吸物などがわんさか出て来て、
まあ、美味いのなんのって。刺身は、ひんやりとしていて、淡白で甘味、旨味があって、
すっきりとした上品さです。唐揚げは、ほっこりした旨味で思わず笑顔になります。
こんな美味いもん頂きながら、目の前は海!山口県、愛媛県、大分県の3県が見渡せます。
お酒は、飲めなかったので、お茶で我慢しましたが、焼酎が合いそうでした。
御馳道様!
蕎麦の薀蓄を述べる資格もないワタシですが、大好きなんです。
豊後高田の中央公民館前に出来たこのお店、脱サラしたSさんが蕎麦を打ってます。
打ち上がるまで、のんびり待って、待ってましたと、無心に頂く。
通好みの十割です。香りもいい、弾力もある。つゆの濃さも、山葵の効きも十分。
日本酒が欲しくなります。蕎麦はとにかくシンプルさがいいとワタシは思います。
シャモの手羽の唐揚げも美味かった。また行きたいと思わせる雰囲気が漂っています。
一生懸命さ、正直さが、いつまでも心に残る十割蕎麦でした。
お酒は、車で来たので、飲めませんでした、今度は電車でGO!
御馳道様!
気温が下がってくると、あったかいものが食べたくなりますが、中でも
湯豆腐は、大好物です。ポン酢でいただくのもいいんでしょうが、ワタシは、
鮎のうるかを乗せるだけでいいのです。うるかの塩分だけで豆腐をいただくのです。
豆腐にしてみれば、湯上りのほやほや状態の時に、冷たいポン酢に浸けられると、
身が引き締まってしまいますが、頭の上にうるかが乗ると、なんだか頭寒足熱のような、
いい気分じゃないのかなあ?と思ったりしながらいただくわけですな。
いやあ、これがもう、日本酒に合う合う。奥にあるのは、大根の煮付けです。
お酒は、「郷の誉」の純米吟醸を冷でいただきました。
御馳道様!
だんご汁と言っても様々で、このだんごは、小麦粉を丸餅のように丸くして、
食感は、韓国のトンクと言うか、蕎麦だんごと言うか、まあ、そんな感じです。
具は、ネギ、人参、椎茸などに、カボチャがどっさり入っています。
汁の色が黄色いのは、サフランかと思ったら、カボチャでした。
だんごの食感は、面白いのですが、汁が、カボチャの甘さが強いと思いました。
ここは、久住なので、目の前はもう阿蘇。だから、熊本県タイプのだんご汁なのでしょう。
だご汁と呼ぶ地域もあるようです。ここでは、このだんご汁が気候に合うんですな。
お酒は、飲めなかったので、「久住の天然水」を頂きました。
御馳道様!
山の神が好むというオコゼは、醜い姿の山の神が、自分より醜いオコゼを見て喜ぶんだそうです。
そんなに醜いかなあ?確かに端正なマスクとは言えませんが、いい面構えです。
それはともかく、この刺身の淡白でコシがあって、上品な旨味は卓越しております。
そんでもって、キモをポン酢で溶かして、その身をくぐらせるとこれがもう、絶品です。
大き目のオコゼでしたが、四人であっと言う間に食べあげてしまいました。
あーあ、と思っていたら、今度は、残った頭や皮や骨が赤だしの中に入って来ました。
眼の回りの身といい、ゼラチン状の皮といい、最後の最後まで喜ばせてくれるオコゼです。
山の神が喜ぶという伝説は、山に住む魚好きのグルメのことじゃないかと思いました。
お酒は、麦焼酎「なしか」をロック&カボスで頂きました。
御馳道様!
日出町の海岸を歩いていたら、ふと牡蠣が食べたくなって、漁港に行って、
事務所のおばちゃんに聞いたら、「樽文」という魚屋さんにあるというので、
行ったらありました。大きな牡蠣が40個ほど。ぜんぶ買うと安くなるというので、ぜんぶ購入。
早速、長浜の御手洗酒店へ。七輪の火を起こして貰い、焼き牡蠣祭りの始まりです。
炭火で殻の焦げる臭いが漂い始めると、煮汁が吹き出て来ます。こぼさないように苦心しました。
そこで、ナイフを隙間に刺しこみ、パカッと開いて、カボスをジュッと絞ります。
磯の香りがして、煮汁とカボスがあいまって、最高のスープです。
身は、プリプリで、噛むと、ちょっと苦くでそれでいて奥の深い旨味が広がります。
殻に残った煮汁をまた飲んで、ふうーっと息を付くと、幸せな気分になります。
お酒は、麦焼酎「なしか」をロック&カボスで頂きました。
御馳道様!
伊豆七島のひとつ、東京都新島で働いている友人から送られて来た、
青ムロアジと、トビウオのクサヤです。いつも焼く場所に困るんですが、
今回は、大分保健所が見える、長浜の御手洗酒店の裏庭で七輪で焼きました。
写真は、青ムロアジです。背中面を8割がた、腹面を2割がた焼いて、中身に火が、
届いたか届かないかのところで皿に乗せて、手でちぎって食べます。調味料は不要です。
かぼすをかけようかとも思いましたが、負けます。以前紹介した(29)八丈島のクサヤより、
遥かに臭いクサヤです。(トビウオの方はやや上品それでも臭い)
しかし、味は、吸い込まれるような旨味で、後を引きます。これがクサヤマジックです。
「これから都町のスナックに行こうと思うちょったに、行かれんなった」と嘆いた方もいました。
お酒は、新島の焼酎「嶋自慢」をロックで頂きました。
御馳道様!
2日前、北海道で浜茹でされた、毛ガニとタラバガニが、大分に飛んで来ました。
水揚げされたものをそのまま塩茹でして、冷凍せずに、空輸していますので、香りが違います。
先ず、毛ガニはの身をかき出して、味噌と和えて頂きました。意外と淡白な味で、
すっきりした味わいの中に、ほのかな甘味が漂います。味噌がなんともやさしい甘さです。
次に、タラバですが、これまた爽やかな甘味です。甲殻類特有の匂いがしません。
新鮮で、冷凍していないものは、こんなにすっきりした味なんだと驚きました。
タラバの味噌もまた、やさしい旨味です。この2匹を北海道の土産話を聴きながら完食いたしました。
後味がまた、すっきり。北海道の人が食べるカニはこんな味だったんだと思いました。
お酒は、山梨の「春鶯囀」と、愛媛の「梅錦」と、広島の「酔心」を頂きました。
御馳道様!
魚が続いたので、肉です。肉と言えば、豊後牛です。しかも別府の「グリルみつば」です。
昨年末にリニューアルオープンした、「グリルみつば」ですが、とり天といい、この、
豊後牛のステーキといい、ハンバーグといい、昔ながらの正しい日本の洋食です。
この豊後牛は150gで、焼きはレア。デミグラスソースでこってりと仕上げています。
肉質はさっぱりとしていて柔らかく、ソースとのバランスも言うこと無しです。
これにコーンスープとポテトサラダを頂いて、まるでお誕生日気分です。
こんな夕食を、おいさん二人で楽しむのはちょっと勿体無いかとも思いましたが…。
お酒は、ボルドーの赤ワインを頂きました。
御馳道様!
久住山と阿蘇山が源で、有明海に流れ出る九州一の筑後川をゆたーっと泳いでいた
この鰻君が、こうして白焼にされて夜の博多でワタシの目の前に居ます。
天然鰻は、やっぱり白焼でしょう。タレなんか要りません。
焼ける時の匂いがなんとも香ばしくて、ありがたい感じがします。
そして口に運ぶと、皮のパリパリ感が、天然ならでは。身の方は弾力があるようでないようで、
まごまごしてたら、スッと溶けてしまうんです。どうしたことかと思いました。
さらに後味の良さも、忘れられません。後味だけでお酒が飲めます。
やっぱり天然鰻は、こうして食べるべし!という見本のような逸品でした。
お酒は、麦焼酎「天草」をロックで頂きました。
御馳道様!
宮崎県の清流、五ヶ瀬川で気分良く泳いでいた鮎です。しかも、味の濃い、落鮎。
「精進も落鮎のしのび料理」という言葉もあるように、どんなことがあろうとも、
食べたいものの一つです。産卵のために下流に下ったけどつかまって皿の上なんですが、
まあ、この色艶を見てください。しばらく拝んでから、七輪の炭火で塩焼きにしました。
このラインの美しさ。ワタシが福田平八郎ならば、すぐに絵筆を取ったことでしょうが、
迷わず箸を取ってしまいました。湧き上がるような身のホクホク感といい、川苔を沢山食べた
ハラワタの深い苦味といい、またその二つを口の中で混ぜた時の香りとコク!
いやあ、精進せねばと思いながら、涙を流しながら頂きましたよ。
お酒は、麦焼酎「虹色おいさん」をロックで頂きました。
御馳道様!
前回の、しめ鯖に続いて、今回は胡麻鯖です。獲れたのは、対馬です。
食べたのは、博多です。大分の人間は関サバしか食べないと思われたら困ります。
胡麻鯖だって、頂きます。この胡麻鯖は、腹部に小さな黒い斑点があることから
そう呼ばれるそうですが、体形が丸いので、マルサバとも呼ばれているそうです。
さて、そのお味ですが、関サバよりも、やわらかく、まろやかです。
それを胡麻味噌にからめて頂ますと、程よい甘味が広がって、とろけます。
関サバが、活の良さなら、こちらは、熟した旨味といったところです。
このお店では、九州各地の旬の食材を有名ホテル出身の大将が絶品に仕上げてくれます
お酒は、熊本の麦焼酎「天草」をロックで頂きました。
御馳道様!
秋になると、美味いものが続々と出て来て嬉しいかぎりなんですが、
先ず、日本酒が美味くなりますなあ。そこで日本酒に合う肴としては、
これ、しめ鯖です。別にしめなくてもいい鯖なんですが、敢えてしめられたんです。
これが、産地の優位性なんですな。見た目の美しさは、宝石です。
酢のほのかな香りを楽しみながら、ひと切れ口に運ぶと、酢と塩と身の塩梅が
いい塩梅で、食べていながら涎が誘い出される始末です。
こんなの食べたら、刺身が食べられなくなってしまいそうです。ああ、贅沢な余韻。
お酒は、山形の豊杯(特別純米)と、富山の勝駒を冷で頂きました。
御馳道様!
汗をかいた日は、焼肉ってことで、久し振りに『山崎』さんに行きました。
ネギタン、ギャラ(赤身のホルモン)、和風カルビも絶品なんですが、
ワタシは焼肉の時には赤ワイン派なので、その後の一品に、頼んだのが「チーズチヂミ」です。
海鮮チヂミとどっちにしようか迷いましたが、珍しいチーズを頼みました。
これが、今までに食べたことのない食感で、ワインに合うし、薄くてパキッとしてるし、
チーズの風味も豊かで、チヂミで。とにかく美味い! 焼肉の後の炭水化物はこれだ!
と思いました。美味しいお肉の後のチーズチヂミ、さいこーでした。いやあ参った。
お酒は、カビルネの赤をいただきました。
御馳道様!
お盆が過ぎて、台風が来れば秋です。秋と言えば、秋茄子です。
しかも、刺身です。どうやってつくったのかと女将さんに尋ねると、
茄子を冷蔵庫で一晩寝かせ、蒸して、重石でカタチを整えて、切るんだそうです。
これが、昆布の上に乗ってます。山葵と大葉をからめ、薄口醤油につけて食べると、
食感は、刺身です。しかしその香りは、茄子です。噛めば噛むほど、茄子です。
いやあ、こんな美味いもの、嫁なんかに食わせられません。
お酒は、久寿玉(岐阜)の純米吟醸、坤滴(京都)の純米、などを冷で頂きました。
御馳道様!
ご近所なんだけど、なかなか行けなかった『車』さんで、天丼を頂きました。
相変わらずの、豊富なメニューと、大将と奥さんの素朴な会話。
そして、天ぷらが揚げられる時の、グッドサウンド。
目の前で揚がった天ぷらがご飯の上にバランスよく配置され、ツーッとおつゆが
かけられて、さあ、戦闘開始!衣がカシュカシュという音をたてて、中の野菜は
青々しくて、香りも高い。オクラに、ピーマン、ゴボウ、キュウリ、茄子、トマト、ニガウリ、
そして、コンニャクに、ミニトマト、エビなどが、それぞれの個性を主張しています。あっと言う間に完食。
お酒は、アサヒ・スーパードライを頂きました。
御馳道様!
ワタシはこの親子丼を、週に一度は食べています。
鶏肉と卵だから、親子。つくづくお洒落なネーミングだと思います。
なにを食べても美味しい『荘苑』さんですが、この親子とオムライスと焼飯が
ワタシの注文回数ベスト3です。すべてそうなのですが、手作り野菜の味が濃いんです。
この親子の中の玉葱が本当にいい味を出しています。出汁もやや濃いんですが、
鶏肉をさっぱり味にしているので、バランスがいいんですなあ。
しかも、これをおばちゃんが「今日も暑いなあ」と言いながら出前してくれるんです。
お酒は、昼だから飲めないので、ウーロン茶で頂きました。
御馳道様!
うちの事務所の北側の窓を開けると、漂ってくる匂いの犯人がこいつです。
なんという、色具合なんでしょう。そんで、この甘辛いタレ…。
その前に、こいつに会うために、何度も何度も「おれは今からウナギを食うんだ」
と心の中で叫ばないといけないんでしょうか…。つくづく、罪なやつです。
『うな重』さんは、竹町にあった時代から、年に何度か行ってましたが、
こんなに近くに来られると、毎日が緊張と興奮で、窓を開けて昼寝もままなりません。
しかし、いつの日か、『松』を食ってやるとワタシが密かに考えていることを、ウナギは知らない。
お酒は、ホッピーを頂きました。
御馳道様!
県南の海を泳いでいた、まだ未成年の鯛ですが、こうなってます。
見逃せば、立派な鯛になって、お祝いの席に登場したかも知れないのに…。
しかし、それを言ったら、チリメンもイクラもめんたいも同じことです。
この鯛君の体調はおよそ20cm。わりとデブで、身が多く、味もしっかりしています。
甘塩を振って、炙っていますので、醤油は要りません。大根おろしとからめます。
身は淡白でありながら、よく噛むといいお汁が出てきます。
小鯛と言っても、骨は硬いので、歯の悪いおいさんに要注意です。
お酒は、ホッピーを頂きました。
御馳道様!
いつも、『椿屋』の女将さんには驚かされるんですが、今夜はこれです。
「鳥天があるんやから、豚天があっていいし、牛天があってもいいやろ」
と言って、出てまいりました。柔らかい牛肉が、ふわふわの衣に包まれています。
鳥天の感覚で食べるので、酢醤油に辛子が付いています。
外側は、鳥天と同じですが、中身は牛肉です。ワタシ、牛肉をカラシで食したのは初です。
柔らかい肉を使っているので、とろけるようですが、噛んでみると肉汁が溢れます。
あんまり美味いもんだから、隣の席のお客に、牛天1個を鳥天3個と換えてあげました。
お酒は、水芭蕉の純米吟醸を冷で頂きました。
御馳道様!
いつものように、長浜の『御手洗酒店』で角打ちをしていたら、お店の前に
白い軽トラが来て、真っ黒に日焼けしたおいさんが、真っ白い歯を見せて「あ〜ん、これ」
と言って、ドンと置いたのがこの蜜蜂の巣です。庄内の山で採ってきたと言ってました。
勿論、天然ものです。どうやって食べるのかわからなかったんですが、ちぎって食べればいい
と言うので、そうしていたら、穴から蜜蜂が出て来ました。(写真中央やや右に居る)
甘いものはあんまり得意でないワタシも、この天然蜂蜜の華やかな香りと濃厚な甘味、旨味には
参りました。これをつまみに焼酎が飲めることも知りました。
お酒は、麦焼酎なしか!をロックの香母酢絞りで頂きました。
御馳道様!
スペイン西部の樫の林でドングリを食べて育った、イベリコ豚は、本場スペインでも稀少とのことです。
それを、ご覧のように七輪の炭火で焼いておる訳です。脂がしたたり落ちてます。
焼きたてを、塩もなにも付けずに頂きました。上質の脂肪といい、サシの入った赤身といい、
「これが豚か?」と何度も問いかけました。食感は、山鳩のようであり、仔牛のようでもあり、
うーん、例えようがありません。淡白なようで濃厚。味、香り共に異次元です。
ドングリしか食ってないで、よくもこんなに美味くなったもんだと唸らせるベジョータ。
ハムにしても最高級らしいですが、贅沢ついでに炭火焼です。ああ、もいっぺん食いたい!
お酒は、郷の誉 純米吟醸を冷で頂きました。
御馳道様!
だんごといっても、いろいろありますが、これは鯵の身をすり潰して、
生姜などと一緒に丸めた『鯵だんご』です。一度、茹でてからカラッと揚げているようで、
外側のカリカリ具合がたまりません。香母酢を絞って、そのまんま食べてもいいし、
天つゆに浸けてから頂いても良いとのことです。なんでもないような料理ですが、
たぶん、いい鯵を使っているんでしょう、弾力があって、風味豊かです。
ここの女将は、工夫料理の達人なので、なんでもないようなものを一工夫して、
逸品料理に仕上げますので、味の秘密がなにかあるんだろうと思いますが、わかりません。
お酒は、耶馬美人の米焼酎をロックで頂きました。
御馳道様!
知り合いのL氏が腰の病気で入院したので、見舞いに行ったら、丁度夕食時間で、
こんなものを食べていました。玄米飯に、おすましに、サバの味噌煮に、ジャガイモとハムのようなものと、
ワカメの酢の物と漬物。これを夕方6時に食べて朝の7時までなにもないのです。
入院前、体重95kgあったL氏が2週間で5kg減です。しかも血液検査の内容もかなり改善されたとか…。
さすがに病院食です。しかし、こんだけの量で足りるんでしょうか?ワタシなら、コンビニに走って、練乳パンを買って食べます。
あまりかわいそうだったから、キューピーマヨネーズ(蓋は赤)を差し入れしました。これさえあれば、なんとかなる。
しかし、看護師さんに叱られるだろうなあ。
お酒は、持ち込めませんでした。
御馳道様!
麦秋の時期が旬だから『麦はんさこ』。「はんさこ」というのはイサキの大分県呼びです。
『筍めばる』みたいなもんですね。今の時期に栄養を貯め込んで、さあ、子孫繁栄!
の寸前のイサキ君なのです。パンパンになった白子を持ってましたから『君』なのです。
この刺身の旨味は、ここまで乗るか? というくらいの脂の乗りです。
更に、白子を醤油で溶かして、それを刺身に包んで食べると、こりゃもう極楽の池です。
あんまり美味いもんだから、あっと言う間に食べ尽くしてしまったら、女将さんが、
「いい脂出てるよ〜」と言いながら、御頭の味噌汁を作ってくれました。
見ると、1mmくらいの脂がどんどん浮いてきます。これ、飲み干して、フィニッシュでした。
お酒は、『芳水』純米酒(徳島)と『倉垣村』特別純米(大阪)と『蓬来泉』本醸造(愛知)を冷で頂きました。
御馳道様!
長浜様のお祭が近付いてまいりました。間もなく、鉦や太鼓の練習の音も
聴こえて来ることでしょう。そこで、冷麺です。もう20数年食べている夏の味ですが、
これがなければ、長浜の夏は来ないとまで言い切れます。この鉢の中の野菜のほとんどが
店のマスターが野津の実家の畑で、有機栽培したもの。だから、味が濃いんです。
その濃厚な野菜スープに、麺をからめて頂くと、爽やかな酸味が広がります。
また、じっくり煮込んで焼豚とキムチとタマゴヤキの豪華な取り合せが嬉しい。
そして、なぜか、大きな氷が二つ、どんと入っています。これが溶け出すと、
最後のスープが、丁度いい塩梅で、スーッと飲めるのです。
お酒は、サッポロビールを頂きました。
御馳道様!
『虹色おいさんC』緑の巻の出版記念パーティーで、作られたのがこの鍋。
出汁は、カツオ節とワカメに、貝柱。野菜は、大根、椎茸、ゴボウ、葱に水菜をたっぷり。
「これなんな?水菜」…。肉は、鶏肉、牛肉、黒豚肉。これはもうチャンコ鍋のようですが、
調理師のおいさんが、駄洒落を言いながら作ってくれるので、おいさん鍋です。
鍋が煮上がるまでは、マテ貝を煮たのとか、ピーナッツとかをツマミながら談笑。
やがて、鍋が吹き上がり、頂きます。なんとまあ、上品な香りでスープのコクはゴボウが
効いて美味いこと、美味いこと。水菜と一緒に食う黒豚肉がまた、たまりません。
後半は、チャンポン玉を入れて、「あんたが、チャンポン!」たゆう。
お酒は、フランスのシャンパンと、新潟の『緑川』純米酒を頂きました。
御馳道様!
宮崎県延岡の日向灘沖の深海(200〜300m)で、エメラルドのような眼を光らせているのが、
『メヒカリ』です。深海底曳き網でエビなどと一緒に獲れたこの魚、昔は売り物にならず、漁師さん達が
焼いたり、揚げたりして日常的に食べ、残りは捨てられたり、養殖ブリのエサになっていたそうですが、
「漁師が365日食っても飽きない」この魚をなんとか売り込もうと漁協婦人部のみなさんが、
刺身、背ごし、南蛮漬け、姿焼きなどの郷土料理にしたそうです。一度、行って食ってみたい!
さて、ワタシが食べたのは、みりん干しです。ちょっと炙ってカボスを絞って頂きます。
この白身の上品な淡白感は、なんでしょう。ハゼ科なんですが、ハゼとは違う。もっと滑らか。
何尾でも食えます。やっぱり深海で圧力がかかった分、美味くなるんでしょうか…。もう1尾。
お酒は、ホッピーを頂きました。
御馳道様!
木の芽時期は、海の中にもある。日本三景で世界遺産の広島県宮島の穏やかな海の底では
エビ、カニ、イカ、タコのベビーラッシュ。その成長ホルモン溢れる卵や稚魚ばかりを食べた
若きアナゴがこれです。40cmにも満たないサイズですが、ふんわり、あっさりしていながら
品のいい脂がじっとり。白焼きだから焼いた香ばしさが残ったまま、その肉は小骨が舌に邪魔せず
とろけるようでいて、口の中の水分を吸収するような感じで、いつまでもその旨味が残ります。
「いい漁師さんと、いい調理師さんの出会い」と『椿屋』の女将も唸るほどでした。
こんな美味いものが、宮島にあっただなんて…。去年、行ったのに知らなかった。
パリのホテルリッツで修行した人をして『素晴しい美味さ』と言わしめたアナゴ。絶品です!
お酒は、阿蘇湧水仕込 小国蔵一本〆を冷で頂きました。
御馳道様!
20数年前、ペーペーだったワタシを電通のYさんが連れて行ってくれたお店に
久し振りに顔を出しました。当時の女将さんは客席に腰掛けていて、若女将が
カウンターの中で働いていました。お酒と季節料理の店としてこの場所で30年です。
胡瓜と蛸の酢物、切干大根の煮物、ニイナ等を頂きましたが、なんと言っても、
肉じゃがです。これはもう、おいさんが嫌いな訳がない。色、形、具のバランス、香り、
そして味、どれを取っても基本的に正しい日本の母さんの手料理、バンザイ!!
店の玄関は開いていて、五月の雨を眺めながら、しみじみとしみじみと頂きましたですよ
デブのおいさん二人の会食だったことだけが、無粋でした。
お酒は、お店の名前にあやかって宮崎の芋焼酎をロックで頂きました。
御馳道様!
北九州のA広告社O氏が「おーい、寛ちゃん、美味いもん持って来てやったぞ。へへへ」と
というので、『荒唐無稽』に行くと、いました。蛸が。
「これは、関門海峡で獲れた蛸じゃ」と言うので、「どこが違うんですか?」と聞くと、
「あっこは急流じゃろうが、それに流されんように岩にしがみついとったやつじゃけのう」と仰るので、
食べてみると、確かに身が締まり、歯応えが良く、味も蛸らしい淡白な甘味、旨味がある。
「寛ちゃん、これは、関門蛸じゃ」と言うので「へー、初めて聞きました」と言うと、
「いや、おれがネーミングしたんじゃ。ええじゃろ、へへへ。明石の蛸には負けん。流れが急じゃ」
結局、O氏の話の方が美味しかったような…。
お酒は、花泉の辛口を冷でいただきました。
御馳道様!
大分放送アナウンス部長の督ちゃんが、「長崎出張土産のカラスミがある
それに、熊本放送アナウンス部長さんから貰った、美少年の『神力』もある」と言うので早速、
『いよや』さんへ。カラスミは、形が中国の良質な墨に似ている所からそう呼ばれ、
ボラの卵巣を塩漬にして圧搾乾燥させたものです。とにかく切って、大根を薄く切ったのに
乗せていただくと、シーボルトも恐らく「これは東洋のチーズだあ」と叫んだに違いありません。
大根のシャリシャリ感と、カラスミのねっとり感がお口の中で仲睦まじく交易を始めます。
深い味わいは、いつまでも続き、飲み込んだ後の芳香はオランダおイネの溜息のようです。
こんな美味いものを、美しいおタキさんのお酌でいただいていたんだな、シーボルトめ!
でも、我々は、長崎のカラスミと熊本の酒を大分の美人のお酌でいただきました。
お酒は、熊本、美少年の『神力』と、白ワインをいただきました。
御馳道様!
久し振りにお邪魔した『椿屋』さん。予約しておいたので、女将さんが
こんないいものを用意してくれていました。チヌ(クロダイ)です。
まだ寒いんでしょうか、春キャベツの毛布を着て現れました。
すっきりと上品なチヌの味は、書くまでもないんですが、特筆すべきは、
お汁です。なんとも穏やかで濃厚。チヌの骨に近い部分の身をギュッと絞ったら
出て来るあのお汁がたっぷり。ワタシの舌粘膜に絡み付いて離れません。
味蕾でいちゃついた後は、爽やかな春風の余韻です。
お酒は、越州、水芭蕉、鷹来屋の純米酒を冷でいただきました。
御馳道様!
毎年の花見は、自然健康料理と美味い酒が集る鳩山邸じゃなくて、
府内城のお堀を見下ろすマンションの○邸にお邪魔しています。
@(上左)=マテガイ(バカガイ)のバター焼き。春の周防灘の香りです。
A(上右)=春野菜とシーフードのパエリア。玄米とよくあいます。
B(下左)=鰆のムニエル。黒潮に乗って豊後水道にやって来た穏やかな味わい。
C(下右)=土筆の卵とじ。この苦味がなんとも美味。朝地の土筆だそうです。
すべての食材が大分県内産で、自然と健康をテーマに創作された見事なお料理でした。
お酒は、ヴーブクリコ(スパークリングワイン・ロゼ)サガナ(シチリアワイン・赤)菊姫(大吟醸)
などを心の底からいただきました。お腹一杯食べたのに、胃がスッキリしています。
御馳道様!
『いよや』さんの、今日のオススメの小さい黒板を見ていたら、
「マカロニサラダ」「えそ天」に括弧して300円と書かれていたので、
「えそ天の上にマカロニサラダが乗って300円?」と聞くと「じゃあ、そうするけん」
と言って作って貰ったものです。これがなかなか、寿司感覚でいただけて面白い!
マカロニをこぼさないように、頬張ると、弾力のあるえそに味噌の風味が効いて、
マカロニとエソがちょっと不似合いなパーティーに参加したような気分です。
なにごとも、言ってみるもんだなあと思いました。
お酒は、ホッピーをいただきました。
御馳道様!
豊後水道で昨日まで泳いでいた天然真鯛(一本釣)の刺身です。
ラジオの忘年会で、久々に行った『椿屋』さんで出てきました。
盛り付けがいつもうつくしい椿屋さんですが、これはまた格別の色合いとレイアウト。
佐賀関の鯛と臼杵のカボスがにっこり出会っております。
さて、真鯛の刺身ですが、これは腹身部分だけなので、かなりの大物です。
それを、通常の1.5倍ほどの長さに切っています。だから、お口の中の喜びも1.5倍です。
新鮮なんだけど、鯛独特のねちゃっと感のある噛み応えと、ほのかな甘味!
これ一枚でいいから、お茶漬けにしてもいいだろうなと思いながらも、完食でした。
お酒は、久保田の千寿を冷でいただきました。
御馳道様!
いつもお世話になっている、ホッピーの『いよや』さんにお願いしたメニューです。
清流、七瀬川の天然鮎の手作りうるかを挟間の「きちょくれ祭」でいただいたので、
さっそくその日の夕方に『いよや』さんの手作り豆腐とのマッチングを試みたわけです。
清流の川ゴケを食って育った鮎だから、清い緑の香りがします。塩の塩梅もほどよく、
滑らかなんだけど、適当なザラつきがあって、かわいい小骨もあって、手作り感です。
こんなソースを作ろうと思えば、高級レストランに行くしかないでしょう。
このうるか、小さじ一杯でご飯が三杯はいけます。それを敢えて湯豆腐に乗せていただくと
お口の中は、恋人同士のなまあたたかい時間です。見ちゃいられません!
お酒は、群馬の日本酒をぬる燗でいただきました。
御馳道様!
いつもお世話になっている、ホッピーの『いよや』さんで、ついに出て来たメニューです。
松茸様は、国産も国産、大分県の天ヶ瀬で御生れになった、ご立派な松茸様です。
お店の中はもう、芳しい松茸香であふれています。なんと贅沢な!
焼いた松茸様は、先ず、その香りを鼻腔にたっぷりストックして、縦にサクッとちぎって、
お口の中にしばらく滞在して頂きます。それから、あんぐあんぐとなま噛み致します。
繊維がほぐれていくのがわかります。香りの元の汁が出て来ます。天ヶ瀬の山々の風景が浮かびます。
恍惚状態のまま、ご飯の方へ。お米も、松茸様と出会えて感激の染み具合になっています。
ああ、このまま時間が止まって欲しいと心から念じました。
お酒も、松茸様に敬意を表して、京都の日本酒を竹でカッポ酒と洒落込みました。
御馳道様!
いつもお世話になっている、ホッピーの『いよや』さんに出て来たメニューです。
猪肉は、噛みごたえがあって、ワイルドな味わいです。その肉汁が味噌にあいまって、
染み渡ります。その他の具は、人参、里芋、ゴボウなどです。考えてみれば、
猪が、生前に「美味い美味い」と食っていたものばかりです。
だから、まとまりがいいのじゃないか! と心の中で叫んでしまいました。
豚汁との違いは、脂です。汁を良く見ると小さな油膜が見えます。
野生ならではの凄みのある味わいです。そうそう手作り豆腐に味が染みてていい!
この猪汁を一杯飲んで、アルコールへまっしぐらでした。
お酒は、ホッピーをいただきました。
御馳道様!
友人の、剣道四段の昇進祝いに、これが出てきました。
最初は、インド料理のナンかと思いました。女将が、「さあ、これで叩いて」と言って、
カナヅチを、主賓に渡しました。「エイ!」と叩くと、中から、めでたい、鯛が出てきました。
塩釜焼きだったんです。この塩釜は、塩と卵白で作るんだそうです。そんで鯛全体を包み、
オーブンで焼くんです。だから、鯛の旨味が閉じ込められたままで、旨いのなんのって…。
その身は、まるでサキイカのように、いつまでもいつまでも、噛んでも噛んでも、味が染み出るんです。
鯛って、もっと淡白な味だとばかり思っていましたが、濃厚な身汁があったんですなあ。
これは、半身で、残りの半身は、『鯛ソーメン』にしていただきました。これもまた、めで鯛味!
お酒は、福島の純米酒を冷でいただきました。
御馳道様!
なんで半分しか写ってないかというと、このトビウオは30cm以上もあるからです。
それはいいとして、くさやです。くさいんです。袋を開けるとぷ〜んと匂います。
ムロアジとの違いは、臭さが上品です。お金持ちの女の子(小4)のうっかりおならのような
貧乏人には、羨望の匂いです。しかし、いざそれが焼かれるともうあなた、おんなの色香です。
それも、田舎のおんなではありません。ソフィスケイトされた、通勤電車で日経新聞読んでるようなおんなです。
それでも、くさいもんはくさいです。身を一切れ箸でつまんで鼻に寄せるともうあなた、初老の貴婦人のおならです。
目に染みます。それでも気合を入れて、口に入れると、ベルサイユ宮殿の中庭でゴロ寝のような楽しさが広がります。
すいません。比喩に走り過ぎて、正確にこの旨さを表現できませんでした。そんな、くさやです。
お酒は、鹿児島の『六代目百合』をストレートでいただきましたが、負けました。
御馳道様!
アメリカが牛肉の全頭検査をしないので、困っている焼肉屋さんも多いと
思いますが、こんだけ暑くてムシムシすると、パワーフードが食べたい!
というわけで、B氏に紹介してもらったこの焼肉屋さん、できてまだ新しいんですが
サービスも良く、かなりいい感じです。塩タンとカルビとロースとを頼んだんですが、
「タン刺がおススメです」と言うので、頼んでみたら、なるほど!柔らかさといい、
タレの味付け(ごま油が効いている)といい、噛んで、じゅわっと出てくる肉汁といい、
旨い、旨い。他の肉が焼けるまでの、なんとしあわせな待ち時間でしょうか。
お酒は、赤ワイン(カベルネソーヴィニョン)をいただきました。
御馳道様!
今年の夏は、暑いので、夏野菜が美味いという噂は聞いていましたが、
本当でした。これらの野菜たちはいずれも無農薬で、味がしっかりとしています。
油は、オレイン酸たっぷりのスペイン産ヴァージンオイルです。
まるで油絵のように、オイルが無農薬野菜の色の彩度を引き上げます。
普段、野菜をあまり食べない私ですが、これならバリバリいただけます。
この野菜炒めにあうお肉は、牛ホルモンでした。何度もよく噛むので、口の中で
野菜とよく混じりあいます。食べ終わると、お腹がスッキリとし、健康になった気がします。
お酒は、チリ産の赤ワイン(カベルネソーヴィニョン)をいただきました。
御馳道様!
ホッピーを飲ませる店、「いよや」には、SPAMはあったが、コーンビーフが
ないので、おねだりしたら出してくれました。缶詰の台形のフォルムからして好きです。
そもそもコーンビーフとは、牛肉を食塩と硝石をすり込んで冷蔵し、蒸煮したものですが、
なんで、硝石を混ぜるのかが判りませんが、なんとなくダイナミックな米国スタイルだと
思います。そのコーンビーフをそのまま食うのは、ショーケンスタイルですが、あれは、
学生時代にマネしましたが不味い!そこで、玉葱と一緒に炒めて、混ぜて、その上に玉子を
落として、混ぜます。こうなると、コーンビーフは俄然美味くなるんです。パンに挟む手もアリです。
お酒は、当然、ホッピーをいただきました。
御馳道様!
釣マニアのディレクターA氏に、「今、美味い魚はなに?」って聞いたら、
「いさきです」と、即答だった。百科事典にも「晩春〜夏にはなはだ美味」とある。
それを松井アナが、魚屋さんから買ってきてくれて、椿屋でいただいた。
ピンクから赤の身の色艶がいい。箸で一切れつまんで、匂いを嗅ぐと、ほのかに甘い。
口に入れて噛んでみると、硬くも軟くもなく、それでいて弾力がしっかりとある。
身の内部から上品な甘みが出てくる。何切れ食べてもすっきりしている。
麦秋のこの季節に美味いから「麦はんさこ」と呼ばれる、いさき、ステキでした。
お酒は、山形県の大山の大吟醸酒をただきました。
御馳道様!
オムレツが嫌いな人とは出会ったことがない。みんなが好きなものだと思います。
私も生まれてこのかた、数え切れないほどのオムレツを食べてきましたが、これほど納得値の高い
オムレツはありません。上品でシンプルなプレーンもいいんですが、このように表面は硬く、
中はとろける焼き方で、しかも、玉葱が甘く、トマトの酸味が利いて、挽き肉とのバランスのよい
ソースが絶妙で、思わず、いい笑顔になってしまいそうなほどの旨さです。このソースなら、パンに
乗せてもいいだろうし、丼飯に乗せても旨いに違いありません。
ほとんど喋らないけど、渋い笑顔の大将が焼いてくれたオムレツ。完璧でした!
お酒は、薩摩の芋焼酎をロックでいただきました。
御馳道様!
黒潮の大蛇行で、高知のカツオ漁が困った状況らしいですが、そんな中でも立派に叩かれる
カツオもいるんです。このタタキというものは、刺身であり、肉なんですねえ。
写真の大皿には、カツオ一本分が叩かれて載せられています。8人でいただいて調度いい量でした。
一本分だから、場所によって微妙に味が違います。その変化が楽しめるから、カツオのたたきは、
大人数でいただくのがお得と思うわけです。さて、カツオ身は炙られ、厚めに切られ、包丁の腹で叩かれて
いるわけですが、そこまでされてこそのこの味わいなんですねえ。旨い、旨い。これを食うためには、
「女房を質に入れてでも」という言葉もありますが、合点がいきます。
お酒は、純米吟醸酒をいただきました。
御馳道様!
別府、鉄輪温泉のサカエ家さんは、私の大好きな旅館のひとつです。なにがいいって、
女将さんの感じの良さが一番で、お部屋も、温泉も申し分ないんですが、なによりも料理です。
鉄輪温泉の噴気を利用して作る、蒸し焼き料理は絶品です。ご覧の大きな竹笊に載せられたのは、
「サカエ家のサ=サザエのサ! カ=カニ(ワタリガニ)のカ! エ=エビ(イセエビ)のエ!」
でございます。温泉の噴気で一気に蒸されるので、食材の持つ旨味が逃げる暇なく、閉じ込められて
いますので、特にエビ、カニの香りと味が濃いんです。このサカエ地獄蒸しの他にも、今回、鶏や、
トウキビ、唐芋、薩摩揚げ、玉子などなどを豪華に地獄蒸してしまいました。大満腹になりました。
お酒は、なしか焼酎をロックの香母酢絞込みでいただきました。
御馳道様!
「フカヒレ」と聞けば、高級中華料理を想像しますが、和食のすまし汁にもなるんです。
場所は杵築の国道沿いで、地産の魚しか出さないという、かなり強気のお店。地元近海で獲れた
城下カレイ、石鯛、ハモ、関アジ、車えび、タコ、などなどをいただいた後に、そっと出てきたのが、
この、フカヒレすまし汁です。フカの刺身も弾力があって、これまた旨いものでしたが、こちらは、
天下のフカヒレです。軽く炙って、じゅっとお吸い物の中に浮遊しております。フグヒレのような
香ばしさがあり、身は淡白でほぐれやすく、その上、軟骨が噛みやすく、噛めば噛むほど、フカの持つ
生命力が滲み出てくる感じがします。おつゆがまた濃厚なんだけどサラッとしてて、おいさん、もう、いけませぬ。
お酒は、地元の智恵美人大吟醸をいただきました。
御馳道様!
スペアリブとは、「豚の骨付きのばら肉」であり、spareribとは、「豚の肉付きあばら骨」
とある。さて、どっちなんだろう?「骨付きの肉」を食べたのか、「肉付きの骨」を食べたのか?
結論として、骨は残したので、骨に付いた肉をいただいた訳だから、私はspareribじゃなくて、
スペアリブを食べたことになる。で、このスペアリブは、大き目の一口サイズに包丁が入って
おりますが、その中におろしニンニクを忍ばしています。そして、表面には塩コショウを充分にふりかけ、
約30分かけて、じっくりこんがり炭火で焼いてくれます。赤身はがりっと、脂肪はじゅるっと。そして骨を
包む薄膜まで味が濃く染みて、旨い旨い。ガリゴリと骨の標本のようになるまで食べ尽くしました。
お酒は、鹿児島芋焼酎を生でいただきました。
御馳道様!
ホタテと言えば、一般に掌大のサイズを想像しますが、これらはすべて約3〜4cmの
稚貝なのです。産地北海道の漁村の方々はこれを、味噌汁に入れて「貝汁」と呼んでいるんだ
そうでないかい? で、九州大分の我々はいくら稚貝でもホタテなんだから敬意を表して、
スタンダードなバター焼きにしていただきました。旨い!ちっちゃいけど旨い、旨い!旨い!
どんどん箸が進みます。ところで、これらの稚貝、殻の大きさと貝柱の大きさが不釣合いの
ものが多いことに気がつきました。だからホタテとして商品にならないのかも知れません。
しかし、父さん、ホタテの子はホタテです。味は誰がなんと言おうと、ホタテなわけで…。
夏の北海道物産展が大分で始まりました。北海道の桜は咲きましたか?
お酒は、米焼酎をロックでいただきました。
御馳道様!
ベーコンって、薄っぺらなもんだとばかり思っていたら、ゴロンと出てきました。
厚み約1,5cm×1,5cmで長さは約4,5cmです。塩コショウで味付けされていますので、
楽しく焼くだけです。ピンク色だったベーコンが、炭火で炙られると、角の方から徐々に
キャラメル色になっていきます。お客が焼くというシステムは欧米人には不思議に見えるそう
ですが、こんなにも楽しく、食欲をそそるものはありません。完成へのプロセスもご馳走なのです。
焼きがいい頃になると、(写真では奥の真ん中です)箸でつまんで、全体を見渡して、口に入れます。
熱いです。熱いですが、ぐにゅーっと、歯の通りが良くって、脂がまた、とろんとしてて、
まろやかな旨味が口いっぱいに広がります。いやあ、ベーコンの実力を見せつけられました。
お酒は、カベルネ・ソービニョンの赤をいただきました。
御馳道様!
今までに「アサリの酒蒸し」は何百回も食べてきましたが、これは初めてです。
ただ、新キャベツが入っているだけなんですが、「これだ!なぜこれに気が付かなかったんだあ!!」
と思いました。というのも、スープです。アサリの旨味、コハク酸と日本酒からなる絶妙な
スープなんだけど、ゴクゴク飲むには濃過ぎる。ペロペロ舐めていては冷めてしまって不味くなる。
どうすりゃいいのさこの私。と思っていたら、キャベツでした。しかもシャキシャキの新キャベツ。
だからつまり、キャベツさんが、スープをおいしいうちに吸ってくれているから、それをシャクシャク
いただけるという寸法でござんす。キャベツの中にアサリを一個入れてはシャクシャクすれば、
あなたもう、それはそれはニンマリもしますわ。ポーカーにはなりませんわ。私負けましたわ。
お酒は、京都の神聖、純米吟醸、たれ口をいただきました。
御馳道様!

「地産地消」という言葉がブームのようですが、自分の畑でできた野菜を毎日食べる
のが一番うらやましいと思います。しかも目の前が海の絶景を眺めながら食すれば、
いやでも元気になりそうです。Kさん邸でいただいた「鶏とグリーンピースのスープ煮」の
グリーンピースは、邸宅の裏の畑で栽培されたものをその日に収穫。だから、
メインは、鶏肉でもジャガイモでもなく、グリーンピースなのです。5〜6個、口の中へ入れ、
豆の風味が広がり、皮と混ざる頃にスープを一口追い足すと、豊かな世界になります。
こういった料理には、パンとワインもいいんでしょうが、家庭料理的にはご飯とお茶が合います。
お行儀が悪いんですが、後半はご飯をこのお皿の中に入れて、混ぜ込んでいただくのも旨いです。
潮騒を聴きながら、新鮮な豆をいただく家庭料理は、心が満腹になるんです。
御馳道様!
東京の有楽町のガード下にある居酒屋のようなお店が大分にもありました。
昭和30年代の映画のポスターや映画館の看板などがぎっしりあって、食べ物、飲み物の
メニューも当時のものを取り揃えています。写真の「SPAM」は、アメリカ製で、沖縄の会社が
輸入しているもの。メインは豚肉なんですが、食べるとコンビーフのようです。
減塩25%なんて書いてありますが、とにかく塩辛い。上に乗った柚子胡椒をつけて食べると
これまた辛い。レタスで口直しです。お酒は「HOPPY」です。これが、わざわざ「プリンタイゼロ」
なんて書いてあります。なんだかよくわからないけど、不思議とベストマッチなのです。
「SPAM」と「HOPPY」を楽しんだら、仕上げは、「電気ブラン」です。ロックでいただきました。
坂口安吾になったような気分です。そういえば、『堕落論』は最後まで読めなかったなあ。
途中で、秋ウコンを10粒水道水で飲みました。これがまた旨い!
御馳道様!
この焼鳥屋さんは、かれこれ25年ほど通っているお店です。しかも月に3回は必ず行く
ので、年間36回×25年=900回、この焼鳥をいただいているんです。それでも食べ飽きない。
写真は右から、「ねぎま」「かわ」「レバー」「タン」「シシャモ」です。すべて炭火焼。
塩でいただきます。小ぶりの鶏肉に炭の香ばしさがのって、何本でもいけます。
写真は右から「あつあげ」「ピーマン」「つくね」「ぎんなん」です。こちらはタレで
いただきます。特に「つくね」は違う大きさのつくねが1本の串に刺さっていてリズム感が
あります。また「ぎんなん」は、ギュッと締まっていて、薄皮ごと焼いてますので苦味と旨味が
よく混じり、ぎんなん嫌いの人も食べてしまったほどです。サービスのキャベツと一緒にこれらを
いただきますが、私は「落花生」も注文します。落花生を噛んで口の中でとろけた時に、鶏皮と
混ぜるとこれがまた、お口の恋人となるわけです。焼酎は「なしか」のロックにカボス絞りです。
御馳道様!
昔、茅(ちがや)の葉で巻いたから、こう呼ばれるそうです。
今は笹の葉で巻いて、青い香りだけの餅ですが、炭水化物好き、とりわけ、
餅好きの私にとっては、笹の紐をほどくのも、もどかしいほど、お好きです。
考えてみれば「ちまき」とは不親切なネーミングです。何を「茅で巻いてる」のか
わからないからです。でも、ほどいてみれば、ありがたい餅だった。これなら
「ちまき餅」なんてバラしてしまうのは野暮ってもんです。かたじけない!
そんな、「ちまき」が料理屋さんで出てくると、ちょっとちがいます。
緑に映えるエビのお寿司を枕にして、スパッと半分に斬られたミョウガを脇に配してます。
なんだか、男らしさを感じます。さすが米偏に宗です。「宗」とは御霊、祖先、有徳の人。
なんだか立派な気分になります。「背に柱 左右に女 前に酒」という句を思い出しました。
お酒は、ひんやりした純米大吟醸酒をいただきました。
御馳道様!
@=別府湾ちりめんの唐揚げが菊菜の白和えの上に乗ってます。いいバランスです。
A=国東のミル貝の酢物です。コリコリしてさっぱりなめらかです。
B=豊後水道の寒鯛のお吸物。皮まで甘みがあって、スープが深い。
C=日出の城下カレイの刺身。青水晶色で、顔まで出て来て言うことなし。
D=湯布院の紅鱒焼き。鮭とはまた別の淡白な甘さが残ります。
E=城下カレイの骨をカラッと揚げ、味噌汁に入って再登場です。春の山菜おこわに合います。
この他にも、佐賀関の関アジの刺身と、中津のハモ水炊き、甘エビのお寿司が出ましたが、スペースの関係で…。
すべて大分県内で泳いでいた魚ばかりです。それぞれを単体でいただいたことはありましたが、
一度にコースでいただくのは初めてで、舌と脳が混乱しそうでした。しかし、これだけの
個性の魚たちを、「初夏の大分」というテーマですっきりとまとめ上げたのは板さんのクリエイティブ
だと、感服いたしました。満腹もいたしました。いやあ、大分県人でよかったと自満腹です。
お酒は、サッポロビール(日田)と、「銀座のすずめ・琥珀」(九重)をロックでいただきました。
御馳道様!
城下カレイの産地、日出町のNさんからいただいた「スナップえんどう」です。
この他にも、タラの芽、ウドなどの春の山菜もいただきましたが、それらが天ぷらに
なるまでの間、スナップえんどうの塩茹でを山盛りでいただきました。スナップえんどうは、
新鮮なほど甘いんだそうで、今朝もいだものなので生でもいただけます。天ぷらや、和え物に
してもいいんですが、やっぱり塩茹ででしょう。鮮やかな緑がいっそう引き立ちます。
青っぽい匂いがしますが、噛むと思った以上の甘みが広がります。緑と甘さが混じっています。
歯応えは、予想通り、「シャキシャキシャキ」と気持ちのいい音がして、嬉しくなります。
酒飲みなので、塩味でいただく癖がついていますが、これは緑甘感を楽しむものです。
このお店は、屋台で、このように食材持ち込みできさくに気楽に食べれるのが素敵です。
お酒は、常連のお客さん提供の宮崎県の芋焼酎をロックでいただきました。
御馳道様!
フレンチとイタリアンの差はよくわかりませんが、スパゲッティが付くので、
これはイタリアンとします。このお店の魅力は先ず「お通し」がゴージャスです。
茄子のピッツアに、ムール貝に、イワシに、生ハムに、野菜サラダです。
パスタは、アサリとボロネーズを選びました。メインは鶏の煮込み料理と牛肉のサラダです。
ワインは、さっぱり系のイタリア赤ワインを選んでもらいました。デザートも豊富です。
仕上げのコーヒーが、普通のを飲みたいんだけど、イタリアンなのでちょっと違いました。
それでも、味、ボリュウム共に満足です。ここのマスターは、ワインのみならず、カクテルにも、
JAZZにも造詣が深く、勉強家です。美空ひばりのJAZZを聴きたいと言ってますので、今度CDを
貸してあげようと思います。今夜のナットキング・コールと、F・シナトラもよかったです。
御馳道様!
Fのカレイの縁側にぎりが、「たまらなく美味しかったです」と大将に言ったら、
「まかないじゃけどな」と言って、これがドンと出てきました。シャコです。
茹でたシャコが、たっぷりの玉葱スライスの上にこれまた、たっぷり乗っています。
シャコを茹でる時に味付けされているので、なにもつけずそのままいただきました。
お客さんに出す商品ではない(らしい)ので、シャコの身がほぐれていますが、関係ありません。
エビとはちがうシャコの淡白で深みのある旨さと、玉葱のシャリシャリ感が見事にマッチ。
これは、食べやすい。しかも、後を引きます。何杯でもおかわりできそうです。
やはり、旨いものを提供して商売をする方は、当然ながら、旨いものを食べていらっしゃる。
こうした、カウンター越しの大将とのやりとりが、お寿司屋さんのもうひとつの楽しみです。
閉店後のお寿司屋さんって、夢のような世界なんだろうなあと想像して、涎が出ました。
御馳道様!
Bで紹介した「城下カレイ」ではありませんが、同じ別府湾で泳いでいたカレイです。
しかもその縁側をにぎっていただきました。縁側というと、なぜかヒラメを連想しますが、
これは目が右にあるカレイなのです。(左ヒラメ右カレイ)まあ、どちらも旨い魚です。
そんで、上に乗せているのは、カレイの肝です。差し出す前に大将がパラパラと塩を
三尺ほどの高さから振っていました。だから、醤油をつけずにそのままいただきます。
チュルっと口の中に入ってきます。縁側の裏側のヒダヒダの舌触りが独特です。
噛むとコリコリじゃなくて、クニュクニュした感じです。中からほのかな甘みが出てきます。
それと、肝のホアグラのような感触が混ざり合います。縁側はさっぱり、肝はまったり。
塩がそれぞれの味を引き出します。飲み込むのが惜しいと思いました。頭の中で5秒カウント
して、食道に送り込みました。後味がこれまた、春の小川のようです。鼻に抜けるかすかな
甘さが微笑みを誘います。にんまりしながら、冷たい生酒をいただき、アガリを飲みました。
御馳道様!
速吸の瀬戸(豊予海峡)で育ったサバは、「関サバ」と呼ばれる高級魚です。
佐賀関の漁師が一本釣し、鮮度を活かして全国へ運ばれます。そのほとんどが刺身
になっていると思います。ところが地元では、その身の引き締まった刺身は食い飽きた
のか、余ったのか知らないけど、その関サバを開いて干してしまうんです。(ここまで@と同文)
こちらは、50cmちかくあります。大きなお皿でも尾と頭がはみ出ています。(写真参照)
到底、一人では食べ切れません。机の真ん中にどんと置いて、二人で向かい合って食べます。
関サバを焼いて食うというだけでも贅沢なのに、丸ごと一本を二人でムシャムシャ食らうのです。
脂の質は、関アジとは異なり、濃厚です。身は、焼き方にもよるんでしょうが、柔らかい。
骨の近くに行くほど、プルンプルン状態になり、その中へ潜り込みたいような、陶酔状態に陥ります。
そして、皮がまた「私は今まで関サバの身を守ってきましたけん!」というように厚くて、
ねっとりとした弾力があり、なかなか、噛み切れず、苦戦します。まさに格闘です。
お弁当に入ってくる「サバの塩焼き」が、いかに平和かと思い知らされます。
生で旨いものは干しても尚旨い。涼しい純米酒をいただき、ほっと我に帰ります。
御馳道様!
私がよくお邪魔する小料理屋の「椿屋」さんでは、こあがりの席がひとつだけあって、
後はカウンターでオープンキッチンになっています。女将さんがひとりだけのお店なので、
こあがりの客には、このような突出しが出てきます。女将は、地元の旬のもので、酒呑みが
喜びそうなもの、話のネタになるようなものを、さりげなく出してくれます。
今回は、左からニイナ(ニナ)の塩茹で。ブロッコリー酢味噌、厚揚げ山葵葉はさみ、蕗煮です。
こう出されると、まず、冷たい吟醸酒をいっぱいいただきながら、これらを眺めます。
蕗をひとつ口に入れて、シャクシャクとした歯ざわりとカツオ出汁の風味と混じった青さ加減を楽しみます。
次は、ニイナです。これは爪楊枝で身を取り出す作業が楽しいもんです。塩味と貝のほのかな苦味が
舌を喜ばせます。ここで、吟醸酒2杯目です。それからアゲに行きます。表面の焦がした部分はやや冷めて
いますが、中はまだ熱いんです。そこに山葵の葉の清涼感が待っています。ホグホグといただきます。
そして吟醸酒。一旦、蕗に戻って、ブロッコリーです。酢味噌が口の中を別世界にしてくれます。
また蕗に行って、ニイナと戯れたところで、お酒を、燗あがりのする山灰にしてもらいます。
備前焼の杯でぬる燗です。今度は、アゲからニイナ、ブロッコリー、蕗の順路に変わります。
春の食材をしっかり見て、香って、食して、後味のなんて爽やかなことでしょう。1時間が経ちました。
御馳道様!
4月15日にトキハ会館で行われた「ヴーヴ・クリコ シャンパンディナー」では、
ヴーヴ・クリコのシャンパン、ヴィンテージとロゼをいただきながら、次のような
メニューが出されました。@『鰆のポワレに白魚のムース、レンズ豆添え、ナンテュアソース』
(写真右上)A『サーモンと白菜のミルフィユ、カクテル仕立て』(写真左)B『仔牛フィレ肉
ロティー香草風味パン粉焼き、春野菜と共に』(写真右下)それからストロベリーにシャーベット、
パン、コーヒーです。このパーティーは、今年で2回目ですが、シャンパンだけで料理をいただく
ことにまだ慣れません。やっぱりワインが欲しくなります。@Aの魚料理のうちはまだいいんですが、
Bの仔牛フィレ肉が出てくるともういけません。ワインが欲しいと口の中が言い出します。
そんな客のことも考えてか、パン粉焼きにしてくれています。これがソースだと、私はパンにソースを
しみ込ませて、お皿にあるソースは全部いただく派なので、それにはワインが必要なのです。
しかし、ロゼのグラスをくるくると回し、炭酸を抜いていくと、かなりいい感じになります。
こんなパーティでは、シャンパンと料理と音楽と会話をゆっくり楽しむべきなんでしょうが、
つい、一生懸命に食べてしまいました。メニューの中で一番美味しかったのは、@でした。
レンズ豆たちが口の中の水分を吸収し、シャンパンを呼ぶのです。いやあこれはトレビアンでした。
御馳道様!
魚屋さんの知り合いがいるということは、医者や弁護士の知り合いがいるに等しい。
そんなコネの持ち主が知り合いにいる私はその幸運のご相伴に預かることができて幸せです。
「城下を分けてもらった」という一報で、早速、行きつけの居酒屋へ持ち込み大作戦。
魚屋さんだから、アルミの容器に盛られていますが、これは正真正銘の城下カレイです。
別府湾を望む日出町の暘谷(ようこく)城の下に真水の湧き出るポイントがあり、海水と
混じって、汽水域となり、そこで育つマコガレイを「城下カレイ」と呼ぶんだそうです。
フグのように薄切りにされた身は、青水晶のような色をしています。モミジおろしとアサツキを
薬味にして、ポン酢醤油に肝を溶かし、一枚いただきますと、最初に爽やかな香りが
やってきます。そして切り身が口の中に滑り込むんです。育ちのいいしっとり感とほのかな
甘みに、コクのある肝がからまって、もう、お姫様、いけませぬ〜。という感じです。
そんな口の中の大騒ぎを、冷たい吟醸酒でいったんおさめまして、二の箸、三の箸と進みます。
その興奮にもちょっと慣れてくると、切り身を二枚一緒に口に入れたりしてみたくもなります。
すると、育ちのいいお姫様ふたりが私の舌を挟んで大変です。だから、噛んでやります。
噛んだら噛んだで、甘いためいきが鼻腔までやってきます。はかなくもありなやましくもある
城下カレイの刺身は、庶民が口にすると労働意欲をなくすような魔性の味なのです。
御馳道様!
大分市長浜町は、県庁から歩いて5分の下町です。中心に長浜神社があり、
南北に走る道路が「塩九升(しょくじょう)通り」。その一角にある「むさし」は、
近所のサラリーマンやOLに人気のお弁当屋さんです。厨房では5〜6人のおばちゃん
たちが忙しそうに調理をしています。この「かめさん弁当」は、数あるメニューの
中でも、一日3個限定の「サービス弁当」なのです。何がサービスなのかと言うと、
おかずは、ゆで卵(出汁が効いている)ポテトサラダ(やわらかい)筍(甘辛い)
カボチャ(ほのかに甘い)コンニャク(弾力がある)とり天(揚げたて)が勢揃いで
鶏めしおにぎり(鶏とゴボウのバランスがいい)と、玉子巻き(ふわふわ)×2と、
ウナギ巻き(ぜいたく!)×2が、コンパクトにしかも美しくレイアウトされています。
ああ、カマボコもありました。そんで、なぜ「かめさん弁当」なのかと言うと、
玉子やウナギを背負っている姿からだそうです。なんてかわいいんでしょう。しかも、
それぞれの、おかずがどこへ行っても独立できるほどの味力を持っているんです。
これで、お値段は、350円(税込み)です。私はこの「かめさん弁当」をいただきながら、
つくづく「サービス」という言葉の重さと深さを感じさせられたのです。
御馳道様!
速吸の瀬戸(豊予海峡)で育ったマアジは、「関アジ」と呼ばれる高級魚です。
佐賀関の漁師が一本釣し、鮮度を活かして全国へ運ばれます。そのほとんどが刺身
になっていると思います。ところが地元では、その身の引き締まった刺身は食い飽きた
のか、余ったのか知らないけど、その関アジを開いて干してしまうんです。
30cmはあろうかという、関アジの一夜干は、肉厚(約2cm)でずっしりとした重さです。
それを、軽くあぶるだけなんですが、中に潜んだ脂の気泡がぶくぶくと出てきて、
それが表面の焦げとあいまって、嬉し懐かしい香りが漂います。そこに醤油をかけたい
気持ちを抑えて、そのまま箸でひとつまみ。湯気の先まで関アジのいい脂の香りです。
香りも逃さず口の中に入れ、ひと噛みすると、ぢゅう〜っと、身の中の旨味があふれ出て
きます。刺身のコリコリ感はありませんが、噛めば噛むほどに旨味がどんどん出てきて、
飲み込むのが惜しいような気持ちになります。この動作を数度繰り返したところで、
香母酢(やレモン)を絞り、また醤油で味の変化を楽しみます。ちょっと冷めても、
ぢゅうぢゅうは続きます。これが一夜干ならではの半生感なのでしょう。生で旨いものは
干しても尚旨い。半身を食したところで、涼しい純米酒をいただき、ほっと我に帰ります。
御馳道様!